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小学1年生の一日の学校生活を詳しく紹介! どうやって過ごしている?

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小学1年生の一日の学校生活を詳しく紹介! どうやって過ごしている?

小学生になると、今までの幼稚園や保育園と比べて、過ごし方に大きな変化があります。勉強も始まり、決められた時間で活動を切り替えて行動するシーンがぐっと増えてくるでしょう。この記事では、小学校1年生の一日の過ごし方をご紹介します。もちろん、学校や地域、担任の先生によっても大きな差があるので、参考にしてください。

小学1年生の一年間を大公開! どんな行事がある? 学習内容は?

もくじ

    一人一台貸与されているタブレット、どう使う?

    2020年の文部科学省による「GIGAスクール構想」により、一人一台タブレットなどのコンピュータが使用できる環境を整えることが決まりました。今では小学生に一台ずつタブレットが貸与されています。持ってくる頻度、持ち帰るのか学校に置いておくのか等、細かいルールは学校によって違います。タブレットは、授業内で使用したり、休み時間に使用したり、学習アプリによる宿題が出されたりと活用されています。まだ導入されたばかりであるため、誤った使用がいじめ等のトラブルにつながってしまったり、ゲームや動画視聴で長時間使用してしまう子がいたりと弊害も聞かれ、家庭でのルール作りも必要になってきます。授業での取り入れ方や、使い方のルール決め等、これからさらにタブレットの効果的な使い方が確立されていくことが期待されますね。

    登校~朝の支度【7:50~8:20頃】

    各自で登校する場合と、近所の子ども達が集合して、学年混合で数名ずつの登校班を作り、集団登校する場合とがあります。1年生の最初は自分で登校できるか心配な方もいることでしょう。入学するまでに一人で登下校できるよう練習しておくと安心ですね。学校側から、子どもが慣れるまで保護者による登下校時の見守りを勧められる場合もあるようです。

    遅刻欠席連絡はアプリ

    学校によっては、学校と保護者間で連絡用アプリが活用されるようになってきました。保護者から遅刻や欠席の連絡を入れたり、学校からは一部のお知らせ等もアプリで配信されたりすることもあるようです。子どもが手紙を持って帰り忘れても安心ですね。もちろん、気になることや聞きたいことがあった時には、先生と直接電話や対面で話すといいでしょう。

    朝の支度はどんな様子?

    クラスに入ったら自分の机に筆箱や教科書、ノートを入れて、かばんを片付けて朝の支度をします。宿題は決まった場所に提出し、名札をつけます。早めに来た子は友だちとおしゃべりしたり、本を読んだり、お絵描きをしたりしながら過ごします。

    朝の会【8:30頃~10分程度】

    クラス全員が1~2名ずつ順番に日直を担当します。朝の会では、日直が挨拶の号令をかけたり、会の進行を行います。担任の先生が、連絡事項を話し、一人ひとりの健康状態を確認しながら呼名して健康観察を行います。1年生は皆で歌を歌うこともあるようです。

    出席簿について

    従来は男女別の出席簿が使われていましたが、無意識の性差別への配慮から徐々に男女混合の名前順の出席簿が使われるようになりました。今ではほとんどの小学校で男女混合の出席簿が使用されています。

    授業開始【8:40頃~】

    授業は基本的に1コマ45分で設定されています。算数などは個々の理解の度合いによって、グループに分かれて授業を受けることもあります。体育は、体育着に着替えて、体育館や校庭に移動をし授業を行います。着替えは、空き部屋を使ったり、部屋の中のカーテンで仕切ったりと、男女別に着替えができるように配慮される場合もあります。1年生のうちは教室で全員で行うところも多いようです。
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    休み時間

    頑張って授業を受けた後のほっと一息つける休み時間。短い休み時間と、2時間目の後の少し長めの休み時間があります。どのように過ごしているのでしょうか?
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    授業の合間の休み時間【5分程度】

    授業の合間に5分程度の休み時間があります。直前の授業の片付けや、次に使う教科書を出したり、トイレに行ったり、水分補給をしたりします。友だちとおしゃべりしたり、一人でリラックスしたりして息抜きができる時間にもあてられます。

    2時間目の後の休み時間、昼休み【20分程度】

    2時間目が終わった後と、給食の後に、15~20分程度の長めの休み時間があります。外遊びの機会の確保、体力づくり、異学年との交流などのメリットがあるため、校庭での外遊びが推奨されるようですが、基本的に好きなことをして過ごせるでしょう。鬼ごっこやドッジボール、サッカーなどの集団遊びもできます。雨の日は、クラスでおしゃべりやお絵描き、タブレットを使用しながら過ごすようです。
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    給食【12:00~13:00頃】

    毎日いろいろなメニューが出る給食の時間を楽しみにしている子どもも多いでしょう。半面、好き嫌いが多くて給食を食べきれるのか、食べるのに時間がかかりすぎるのではないか、給食当番をうまくこなせるのか等、心配なこともあるかもしれませんね。

    給食当番って何するの?

    給食の準備は、給食当番が行うことが多いようです。給食当番は、エプロンまたは白衣、マスクを身につけて、配膳台におかずのコンテナを乗せたり、給食を配る準備をしたりします。初めは担任の先生や、当番以外の子ども達のサポートも受けながら、徐々に準備の手順に慣れていきます。片付けは、「ごちそうさま」の号令の後、皆が一斉に各自で食べ残しや食器を片付け、最終的に給食当番がおかずのコンテナを片付けたり、配膳台などをきれいにしたりして元に戻します。

    給食はどんな様子?

    給食を配り終わると、日直や給食当番が「いただきます」の号令をかけて一斉に食べ始めます。好き嫌いがあったり、小食だったりした場合、先に少なめによそってもらったり、食べる前に減らしたりできるなど、食べることを強制されることはないようです。どのおかずも一口は食べるよう勧められるなど、給食指導は担任の先生の考え方によるところもあるため、心配な場合は、あらかじめ担任の先生に相談をして、配慮を求めるとよいでしょう。残っている給食があった場合は、おかわりができることもあります。

    掃除の時間【15~20分程度】

    掃除の時間を通して、集団の中で役割を持って働くことを学んだり、自分たちの教室をきれいに使おうとする意識を育んだりできます。掃除道具の適切な扱い方を学ぶという目的もあります。ほうきや雑巾はこれまで使用する経験が無かった子も多いため、初めは担任の先生が丁寧に教えてくれます。清掃場所は、教室、廊下、黒板回りなど複数個所あり、数名ずつのグループに分かれて、1週間程度のローテーションで担当が変わっていきます。

    終わりの会【10分程度】

    クラスでの一日の最後に終わりの会が行われます。自分のカバンを取ってきて、その日に持ち帰るものをカバンに入れて帰りの支度をします。帰りの会も日直が進行します。一日の中で、友だちの良いところを見つけて発表する場も設けて、クラスの一員であることを意識できたり、友だち同士認め合えたりする場としても活用されているようです。担任の先生からの話では、一日の振り返りや、注意事項、明日の連絡があり、日直が号令をかけてさようならの挨拶をします。

    それぞれの放課後の過ごし方

    放課後は、そのまま下校して家で過ごす、学童クラブで過ごす、友だちと遊ぶ、習い事をするなど、各家庭の状況に応じてそれぞれ過ごします。
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    どんな宿題が出るの?

    学校によって、宿題の量には差があります。国語は、ひらがな・かたかな・漢字の書き取り、音読など。算数は、計算ドリル・プリントなどが出されます。タブレットの学習アプリを使用した宿題も出されます。宿題に取り組むことも、慣れないうちはお子さんにとって大変です。宿題の量と、お子さんが宿題にかかる時間を把握して、無理なく宿題に取り組んで終わらせることができるように、初めは保護者も配慮してあげましょう。

    1年生の一日、徐々に慣れていこう!

    1年生から6年生までが一緒に過ごす小学校。決まりやルールも多く、慣れるまでは色々と不安や心配事も出てくるかもしれません、親も覚悟してどっしりと構えて、お子さまを受け止めてあげてくださいね。好きになる教科があったり、友だちと過ごす休み時間や給食、異学年のお友達との交流など、楽しいこともたくさん見つけられます。お子さまなりに、学校で無理なく過ごすペースをつかみ、ゆっくりと慣れていけるといいですねいいですね。

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